リフォーム第3弾 3.巾木

昨日、今日は休日なので、工事もお休み。

昨夜、新しく敷き詰められたフローリングをにんまりと眺めながら、
(そういえば、巾木は何色を頼んでいたっけ・・・?)
つと思った。

巾木。はばき。
壁と床の間にあるやつです。
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これが巾木という名前であることを知ったのは、今回のリフォームが始まってから。
というか、この代物の存在を意識したことが、
これまでの人生の中でそもそもなかった。


リフォームの打合せしながら、
Sさん「巾木の色は、どうします?」
わたし「はばき・・・??」
Sさん「これです、この壁と床の間にあるやつです」
わたし「へぇ、これ、はばきっていうんですねー。今まで意識したことも
    なかったです。色・・・どう決めればいいんですか?」
Sさん「建具に合わせた色にすることが多いですね。今の巾木も建具に合わせた色に
    なってますね」
わたし「じゃあ、建具は変わらないから、色もそのままでいいですかねー」
そんな会話を交わして、私は巾木というものの存在を知った。


(あぁ、そうだ。巾木は今と同じダークブラウンにしたんだっけ・・・?)
思い出しながら、新しいフローリングを眺める。
新しい明るめのフローリングに、ダークブラウンの巾木が重なるのを想像する。
・・・・・ん?
ちょっと・・・合わない・・・?

んんん・・・!!

廊下のまだはがされずに残っている巾木を見に行く。
そして再びリビングのフローリングを眺める。
・・・・・どうしよう、合わない気がしてきた(汗)

建具付近はダークブラウンで良いとしても、
たとえば和室の障子付近とかは、床の色と障子枠の色が近い分、
巾木の色が浮いてしまう気がする・・・。

どうしよう!?
と思いながら、手元のインテリア本をめくってみる。

こういう色の床の場合、みんなは巾木の色って、どうしてるんだ??
漆喰壁とかそのままペンキ塗ってるような壁とかの家には、巾木ないんだな・・・。
この家はベージュの巾木だな。でもこれは床と建具の色が合っているな・・・。
この家は白・・・。

白。

白の巾木を想像してみる。
壁紙に馴染んで、ダークブラウンの建具にも、明るい色の床や障子枠にも
すんなり合う気がしてきた。
ネットでちょっと調べてみたら、白の巾木は部屋がすっきり見えていいですよ、
ていう記事もあった。

うん、白だ。白がいい。

今から、間に合うか・・・?
たしか土曜に、Sさんと大工さんが火曜に巾木の作業に入る的な会話を
していたような気がするけど・・・(汗)
無理かな・・・いや、でも・・・。

悩みながら、うろうろ部屋を歩き回る。ふと足元の長細い箱に目がいく。
フローリングの箱かと思っていたけど、ちょっと長さが違うな。
そういえば土曜にSさんが運び込んでいたっけ・・・?
箱のラベルを覗きこむ。
『巾木』
て書いてあった。

・・・やっぱり、もう間に合わない!? ────lll゚Д゚lll────!!

いや、でも・・・。うろうろと歩き回りながら考える。
一度気になってしまったら、もう気になるのを止められない。
この先、ずっと目にしていくものだし・・・。


意を決して、駄目元でSさんに電話してみる。

わたし「あの、すみません。相談なんですが・・・
    今から巾木の色を変えることってできますか?
    なんか床を見ていたら、色が合わない気がしてきたので・・・」」
天に祈る心持ちで、おそるおそる尋ねる。

Sさん「あぁ、確かにちょっと赤っぽい床ですもんね。何色でしょう?」
わたし「白で・・・」
Sさん「白! 真っ白ですか?」
わたし「はい、真っ白です!」
Sさん「ちょっと待ってくださいね・・・倉庫にあれば持っていけるんですが・・・
    うーん、木目の白ならあるんですが・・・」
わたし「木目・・・」
Sさん「はい、木目模様が付いているタイプですね」

巾木って、そんなにバリエーションに富んでいるのか。
木目の白を想像してみる。カントリー風の家とかに使うんだろうか・・・。
我が家にはちょっと違う気もするけど、でもダークブラウンよりは合うか・・・?

うーん・・・と考えているところで、
Sさん「あ、ありました!真っ白、ありました!」
電話口からSさんの声。
Sさん「じゃあ、火曜、朝イチで持って行きますね」
わたし「ありがとうございます!」

電話して良かった!!

たかが巾木。されど巾木。

在宅しながらのリフォームは、つどの微調整が効きやすいのが良いね。
いや、今回のはちょっと際どかったけれど( ̄▽ ̄;