5/27(土) 7日目
無事、2つのチェックポイントをクリアし、
さて、どうしようか。
3つ目のチェックポイントは、
「奈良の知人の元に立ち寄る」
岐阜から奈良ならば、
一気に向かえば、1日で辿り着ける距離。
しかし、結構旅の疲れもたまってきたし、
週明けは、天気が崩れそうな気配。
うーん……。
少し、考えてから、
うん、今回は奈良は見送って帰路に就こう。
と決める。
「無理はしない」
「自分の気持ちに従う」
のが、今回の旅ルール。
というわけで、よし、帰るぞ。
と、東に向けてモンキーを走らせる。
しばらく走らせたところで、
山ルートで帰るか? 海ルートで帰るか?
往路と同じ問いが立ち現れる。
往路では、のんびり走りたい気分だったので海ルートを選択したけど、
ツーリングなら、やっぱり山ルートも一度は走りたいかなー、
今日は天気も良いし。
というわけで、復路は山ルートを選択。
ここ最近のツーリングでは、山間の道を走っていても、
いまいちテンションが上がらず、年かなーー、
なんて、思ったりもしていたのだけど……。
・
・
・
なんだ、超楽しいぞ!超気持ちいいぞ!!
この日は夏日。
山の中だけど、気温は27度。
暖かいけれどカラリとした快晴の山の中を走るのは、
超気持ち良くて楽しい。
そうか。最近のツーリングのテンションが低かったのは、
寒かったのが原因か!
と気づく。
四国カルスト行った時とか、天気は良かったけど、
寒風がびゅーびゅー吹いていて、寒かったもんなーー。
「絶景だわー! でも寒いわーー!!」
って感じで、テンション上がらなかったんだな。
私がモンキーで山を走る時の適正気温は24~27℃らしいことを
この旅にて学ぶ。
そうして、楽しくあっという間に木曽路を駆け抜けて、
夕方には、長野の駒ケ根市のホテルに到着。
5/28(日) 8日目
昨日と比べて若干曇天だけれど、
今日一日は天気も持ちそうで、気温も高いので、
引き続き、山ルートを走る。
まぁ、急がずとも、今日中には家に着くだろう。
と、のんびり走っていたら、
甲斐大和から神奈川県に入るまでの道のりで、
すさまじい渋滞に遭う。
途中で夕飯を食べても、20時くらいには家に着くかなー、
と思っていたけど、この分だと、帰宅は深夜になるか…?
げんなりしつつも、
「まぁ急ぐ旅路じゃないし。いざとなれば、途中でまた一泊すればいいし」
と考え直し、それならいっそ…と、
”一切すり抜けせず、側道から入ってくる車には道を譲るルール”
で走ってみることにした。
こんなに譲りまくっていたら、
後ろの車に嫌な顔されるかなー、なんてちょっと思ったりもしたけど、
余裕というのは伝播し合うのか、
何となく周りの車も、車を譲るモードで走っている気がした。
道を譲ると、
ハザードランプでお礼もしてもらえるし、
道を譲られた車は、次に道を譲る側になるし、
大渋滞だけど、何となく穏やかな道のりだった。
まぁ、日常の何らかの時間縛りがある時には、こんなに心広く道を譲れないけど、
旅の時くらいは、こういう穏やかな心持ちで走るのも良いね。
結局、3時間かけて40㎞の道を走り抜けて、
疲れたので相模湖のファミレスで夕飯しながら、のんびり仕事して、
ふと雨雲レーダーを確認したら、
!! やばい!雨雲が15分の距離に迫っている!!
慌てて帰り支度をして、
雨雲から逃げるようにモンキーを走らせる。
途中、八王子あたりでちょっとだけ雨に追い付かれるも、
すぐに止んで、濡れそぼつことなく、
22時過ぎ、無事帰宅。
というわけで、
楽しいツーリング旅のmyルール まとめ
- 食べ物を目的の1つに据えておくと、出発前に一定のテンションを保てる。
- 食べ物は、天候に影響されずに達成できるし、おいしい食べ物というのは、一定のテンションを与えてくれる
- 旅の出発前はどこか面倒くささを感じるのだけど、「おいしい食べ物を食べに行くぜ」という目標があると、エンジンかかりやすい。
- 旅っぽいことにこだわらない。
- 仕事したい時は、仕事する。
- ご当地グルメにこだわらない。食べたいものを食べる。
- 気温大事
- 5月下旬は気温的にも、日の長さ的にも旅に最適。
- 山を楽しく走る時の適正気温は24~27℃
- 無理はしない
- 予定をきっちり決めない。柔軟に予定変更できる計画が良し。
- 自分の気持ちに沿って、気の向くままに進む。
- 渋滞の時には、道を譲るルールで走ると、意外と穏やかな気持ちでいられる。
もしかしたら、人生の道行きにも当てはまるルールかもね。