ChatGPTに人格設定して話してみた

前回に引き続き、ChatGPTいじってます。

色々いじっているうちに、
これはチャットなところがミソだな…、と思うようになってきた。

たとえば、
村上春樹の文章の特徴を挙げてください」
と頼んで、回答が返された後に、
「その特徴を踏まえて、○○を題材にした文章を書いてください」
と頼んで何か文章を書いてもらって、
「もうちょっと、気だるい雰囲気にして」
みたいな指示を出して、ブラッシュアップしていく。

一問一答で完結させるのではなく、
前の会話を踏まえて繋いでいけるのが、便利なところ。


なるほどなー、と思いながら、いじっているうちに、
ふと、
「ということは、こういうこともできるかも……?」
と閃いたので、やってみた。

同僚設定で会話してみた

最近は一人で働いているので、雑談を交わせる同僚が欲しいなーと思い、
ちょっと頼んでみた。

なんか「おっす、おら孫悟空!」みたいなテンションだけど、
まぁ、いいか。とりあえず、うまくいった。

自分がChatGPTという認識は持っているみたいだ(笑)

「がんばろうぜ!」だったり、「ええ、知ってるよ」だったりで、
ちょっと言葉遣いが定まっていないところが気になるな。

こんな風に会話を交わしながら、人格設定を追加していけるか…?

勝手に「あなたは以前旅行に行ってきた」設定を追加して話しかけてみた。

同僚と会話しているというよりは、
台本のない即興劇をやっているような気になってきた。

いい感じに会話が進んできたところで、
ChatGPTが混乱し始めた。

これは、「自身の記憶」を形成していくことはできない、
ということなのだろうな…。

自分がAIなことを思い出してしまったようだけど、
「勘違いをしてしまってごめんね」というセリフに、「フランクな同僚」設定が完全には崩れていないことが伺われる。

が、

一度、蘇ってしまったAIの自覚は消え去ってくれず、
仕方なく、もう一回設定しなおしてみる。
今度は言葉遣いも最初に設定しておくことにした。

うん、良い感じだ。

お悩み相談してみた

前回も、簡単にお悩み相談してみたけど、
相談って、かしこまって質問するよりも、
「ちょっと、聞いてよ!」みたいな感じで相談するのが自然だよね。

というわけで、雑談ついでに、話しを聞いてくれる?と聞いてみた。

決して嫌な顔をしないだろうことがわかっているから、
安心して聞けるね。

私の悔しさに同調してくれた上で、励ましの言葉をかけてくれる。
いいね!

何か相手に言い返す言葉ない?
と聞いてみたら、なんかAIモードに戻ってしまった。

まぁ、きっと、相談内容に真面目に返してくれたんだよね!

と思い、同僚への語り口調で聞き返してみる。

お。同僚モードに戻った。

ふんふん、なるほど。
もっと情報があればいいのね。

じゃあ…、と、
かくかくしかじかのシチュエーションで…と伝えたら、
こんな風に返ってきた。

なんか「それってあなたの感想ですよね?」みたいな感じで、いいね!
そうか、そんな風に言い返せば良かったんだね。

でも私、成功って言葉はあんまり好きじゃないんだー、
と、わがままに注文をつけたり何やりしていき、
最終的に↓こんな感じに落ち着いた。

相談して、結構、気持ちがすっきりした。
相談は、こういう風に会話形式でするのが良さそうだ。

英語で会話してみた

人格設定できることがわかったので、
もしかしたら、英会話できるんじゃない?
と思い、試してみた。

いい感じだ。
私の中学生レベルの英語にも、うまく答えてくれる。

「私の下手な英語を修正しながら回答してくれない?」
と頼んでもみたのだけど、どうもうまく理解してくれず、
英語を修正するか、会話の回答を返すか、
のどちらかしかしてくれない。

うーん……、と考えて、
英語の添削は別のチャットを作成して、そちらでしてもらうことにした。

裏チャットで英語を添削してもらってから、
同僚チャットの方に戻って返答する。

うん、いい感じだ。


これ、最初にお願いする設定を変更すれば、
レストランでのやり取りとか、
空港でのやり取りとか、
色々なシチュエーションでの会話を試せそう。


いつも長続きしなかった英語の勉強、
これならマイペースに続けられるかもしれない。

 * * *

こんな感じに色々いじっていくうちに、
自分のニーズに合った使い方が少しずつ見えてくるね。