- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
- 購入: 31人 クリック: 220回
- この商品を含むブログ (403件) を見る
昔、広末涼子主演で映画化されたやつです。
妻と娘が事故に遭って、妻が死んじゃって、娘は生き延びるんだけど、
目覚めた娘の意識は妻のものになっていて・・・
というお話です。
で、読み終えた直後の感想。
「う〜〜〜〜〜〜〜んっっ(-"-;」
会社の友人から
「後半、電車の中で涙こらえながら読んじゃって、
でも、最後の終わり方が、これでいいのかどうか
すんごい考えちゃう」
と言われて、
へぇ、一体、そりゃどういうことだ?
と思い借りたんですが、
まさしく、その通りでした。
昨日の夜、川崎ラゾーナのフードコートで、
カレー食べながら、だーだー泣きながら読んでたんですが(ぉぃ
最後の最後で、
・・・えっ?(゜゜
と、なって、ぴたりと涙が止んだ。
前に、NHKの「プロフェッショナル」で
漫画編集者の長崎尚志さんが、
面白い話というのは、読者の予想を裏切りつつ進み、
でも最後は、裏切りつつもある程度読者の期待の範囲に収まるようになっている、
等のことをおっしゃっていて、なるほどなぁ、と思ったのだけど、
この「秘密」は、
予想の範囲の中で物語が進みゆき、
それが最後の最後に、くいっと予想の範囲から外れた、
ていう感じでした。
あ、あれ?これでいいの?
って昨夜から、考えてしまう。
でも、一晩考えてみて、
たしかにこれが、
現実的でない状況の中での一番現実的な解法かもしれないなぁ
と思うに至った。
でも、解説とか読んでみると、
人によって結末に対する意見は様々らしい。
週末明けたら、貸してくれた友人と
話してみよ〜っと。