思考整理ツールとしてのNotion Network Viewer

少し前に作った、Notionのページ間の関連を可視化する、
Notion Network Viewer

元々は、以前書いた通り、
洋服DBと着回しDBの関係を可視化するために作ったのだけれど、
「これ、思考整理ツールとしても、結構いいんじゃない?」
と思い始めたので、今回は思考整理ツールとしての活用方法の紹介。


私は自分の考えを図で整理するのが好きで、
よく、パワポを書いて、たまに知人にそれを見せて説明したりする。
それでそういった資料を、こんな風に資料DBに管理している。

資料DB

各Notionページの中身は、以下のように、
資料の一部をキャプチャした画像を貼り付けて、
資料を添付して、
発表に使ったものなら、その日付を使用日として入力して管理。

資料DBページ

こうしておくと、ある時どこかで誰かに似た話をすることになった時に、
すぐに資料が取り出せて便利なのだ。


そして、これらの資料の中には関連し合うものもあって、
あっちの資料の一部をこっちの資料でも使って…、
みたいになっているところもある。

「あっちとこっちに似て非なるページが存在する」
エンジニア的には、これはちょっと気持ち悪い状態だったりする。
ソースコードと違って、重複管理していても別に問題が起こるわけじゃないけれど、
もうちょっと綺麗に管理できないだろうか…、
と、以前から少しむずむずしていた。

資料によっては、60ページの大作とかもあるけど、
その内容も、因数分解して管理できれば、
新しい資料を作るときに、
「以前書いたAの資料から一部持ってきて、Bの資料から一部持ってきて、それを加工して…」
みたいなこともしなくてよくなる。

それに因数分解して管理できたら、
「このアイデアに、この発見が加わって、このアイデアにつながったんだよな」
みたいなことが可視化できて面白そうだ。


そんなわけで、
じゃあ、ちょっとこれらの資料を因数分解して整理してみよう、
と、やってみた。

1.リレーション項目作成

まず、Notion上で資料DBに自身を参照するリレーション項目を追加。

Relationプロパティ追加
自身を参照させる

資料DB内のページ同士をfrom, toで結ぶ。

自身をfrom, toで結ぶ

2.小分け資料ページ作成

そして、資料DBで管理している既存のスライド資料を基に、
テーマを小分けにした資料を用意する。
そして、これを資料DBに新たなページを追加してそこで管理。

資料をテーマ単位に小分けする

3.資料間のリレーション作成

で、Notion Network Viewerで資料DBを表示して、
資料同士を線で結んでいく。

Notion Network Viewerで資料間を結ぶ

「この話とこの話から、この話に繋がったよな…」
て、考えながら線を繋げていく。

こうしていくと、
「あ、この話も、ここからこう繋がっていたのか!」
みたいに、自分の中にとっ散らかって積み重なっていた、あれやこれやの考えが整理されていって楽しい


発表に使った資料は発表に使った資料としてそのまま残しておいて、
因数分解した資料と線で繋げて、
「この発表資料は、このネタとこのネタで構成されてますよ」
ていうのがわかるようにしておいてもいい。

4.資料をクラウドで管理してURLをNotionで管理

元々は、Notionに資料を添付する形で管理していたのだけど、
そうすると資料を開くときに、いちいちダウンロードしなくてはいけない。
それよりも、URLでアクセスできる形で保存しておく方が、
資料を編集や参照するときの動線としてスムーズなので、
OneDriveに資料を保存して、そのURLをNotionで管理する形に切り替えてみた。

OneDriveのリンクをNotionで管理

そして、Notion Network Viewerから、そのURLを直接開けるようにしてみた。

Notion Network Viewerからリンク先を直接開く

なかなか良い感じだ。

人に説明するときも、このNotion Network Viewerのページを
資料ポータルサイトとして開いて、
そこから、まずはこっちの資料、次はこっちの資料…
ていう風に開いていく感じで使える。



てな感じの使い道もあるので、
面白そうだな、と思った方いましたら、どうぞこちらからお気軽にお使いください↓
nnv.satocheeen.com