リニューアル後のオーシャン東九フェリーがマジで良い

今年もモンキー旅の季節になりました。
今年の行き先は九州!
というわけで、ただいま九州は新門司へと向かう船の中でこれを書いてます。


東京から九州へ向かう船といえば、オーシャン東九フェリー
このフェリーは初めて乗った長距離フェリーであることや、
利用回数も一番多いことから、なんとなく一番愛着のある船なんですが、
これが去年に全船、リニューアルしたということで、
どんなもんかとちょっと楽しみにしてたのですが。


予想以上に良い! マジで良い!!


ここからは、たぶん、長距離フェリーを利用したことのある人にしか
ピンとこない話になるかと思いますが、
とりあえず、私の感激ポイントをお伝えします。


まず、船が全体的に明るい!
f:id:satoko_szk:20171008115918j:plain
おそらく、LED電球に変えたのでしょう。
これまでの何か薄暗くて若干貧乏臭さも感じる蛍光灯の明かりが
明るく柔らかな印象の明かりに変わりました。
もちろん、寝台枕元の明かりもね。


窓際にはカフェテリアちっくな席が数多く用意されていて
そこかしこにコンセントがあって便利。
f:id:satoko_szk:20171007205603j:plain
以前の船ではコンセントがわずかしかなかったので、
タブレットで物書いたりするときには、携帯バッテリーを併用しつつの
若干、不便さがあったのが解消。
まぁ、船の中でくらい、電子機器から離れてもいいのかもしれないけど。


そして、まぁ水回りが綺麗!
トイレがウォシュレット!!
さすが、道の駅にまでウォシュレットを設置するウォシュレット大国ニッポン。
f:id:satoko_szk:20171008102001j:plain
洗面台も綺麗。


そして、浴室は立派なシャワー水栓!
f:id:satoko_szk:20171007215455j:plain
以前のは水とお湯の蛇口が2つあるだけだったからね。

ボディソープとリンスinシャンプーも置いてある。

今まで小さな石鹸を持ち込んで全身洗ってたのだけど、
持ち込む必要なくなって、ずいぶん楽になりました。

ちなみに、リンスinシャンプーは嫌だわ、という人用に、
資生堂のシャンプー・リンスも自販機で売られてます。
携帯スリッパも売られていたので、買って、今回はこれで過ごしてます。


そうして、変わらぬオーシャンビューのお風呂。
f:id:satoko_szk:20171008120507j:plain
ここのフェリーのお風呂はリニューアル前からも
私の知る他のフェリーに比べて一番だったと思うのだけど、
さらに群を抜いた形となりました。

使ったことないけど、シャワー室もきれい。
f:id:satoko_szk:20171007215551j:plain


さてさて。
つづきまして、私の一番の感激ポイント。
f:id:satoko_szk:20171007191532j:plain
寝台。
一番安い二等寝室です。
リニューアルして、かわいらしい雰囲気になりました。

お金を払えばオーシャンビューの個室もあるのですが、
寝るとき以外は広々した共有スペースに基本的にいるだろうと思ったので、二等寝室にしました。

さて、寝台の中を見て、何か気づきませんか?

そう、掛け布団があるのです!

フェリーといえば、シーツとタオルケットが配られるだけが常で、
ちょっと心許なさを感じたりもしていたのですが、
掛け布団! これは良い!

そして、さらに寝台の中を覗いてみると・・・
f:id:satoko_szk:20171007211248j:plain
おぉっと! 枕があります!!
ふかふかの枕が!!!

フェリーといえば、四角い枕。
フェリーに乗ったことない人には想像つかないかもしれないですが、
大河ドラマとかの時代物で出てくる、昔のえらい人が使っているような四角い枕です。
ドラマ見てて、なんか硬そうだな、高そうだな、寝心地いいのかな?
と思いませんか?
はい、硬いです、高いです、寝心地悪いです。

いつぞやの山陰旅行の際には、
往きのフェリーでの枕ゆえに寝違えて、
途中で湿布買って、それでも治らなくてマッサージ屋に行って、
ということをなぜかツーリングの最中にいたしてました。

なので、それ以降は、フェリーでの旅には、
空気で膨らますタイプの携帯枕を持参することにしてたのですが、
なんだ、今回、携帯枕いらなかったじゃないか!

以上、私のリニューアル後のオーシャン東九フェリー
感激ポイントでした。

食堂のないことを除いては、
極めて、快適度の高い船となりました。


私は常々、
お台場とかみなとみらいとかの海と夜景の見えることを売りにしている
お高いホテルに泊まるよりも、
このオーシャン東九フェリーに乗る方が
かなりお得で素敵な時間になるのではないかと
思っていたのですが、
今回のリニューアルによって、それをより確信しました。


おすすめポイントその1、夜景がきれい。

こちらのフェリーは夜7時半に有明港を出航します。
船上から、お台場の観覧車や橋が綺麗に見えます。
f:id:satoko_szk:20150930184413j:plain

ライトアップされた橋の下を通過するのも、なかなか良いですね。
f:id:satoko_szk:20150930195122j:plain

天気が良ければ、月や星も、それはそれは綺麗に見えます。
最近は夜間(22時ー6時)は、安全上の理由から外に出るのが禁止されているので
徳島で降りる場合には、東京・神奈川の明かりから
離れたところで夜空を見上げるのはちょっと難しいですが、
それでも海の上にぽっかり浮かぶ月は、きれいに輝いて見えます。
(昔は深夜も甲板に出れて、漆黒の海の上に満天の星空!
 というのが見れて、それはそれは凄かったのだけど、
 まぁ確かに深夜の甲板は若干身の危険を感じるのは事実なので、
 禁止になったのも仕方ない)


おすすめポイントその2、オーシャンビューのお風呂。

オーシャンビューの大浴場を謳っているホテルは数多くありますが、
このフェリーのお風呂こそ、本当のオーシャンビュー。

荒天時以外は24時間開いているので、
船旅の間、ぼーっと海を見ながら湯船に浸かるのもなかなか良いです。


おすすめポイントその3、快適になった機内設備。

このように素敵なフェリー旅ですが、水回りを始めとして、
やっぱり若干、不便さとか、我慢しないといけないことがあったのですが、
上述の通りのリニューアルによって、
そのあたりがほぼクリアされたのではないかと思います。

ちなみに、陸地近くを走るので、
携帯電波もほぼ全ての区間で入ります。
まぁ、船旅の間くらい、携帯から離れたゆったりした時間を過ごしてもいいと思いますが。

唯一の難点である食堂のないことに関しては、
自販機のレトルトご飯で我慢するか、
お弁当やお総菜を持ち込むかすることで対処すれば良いのではないかと思ってます。
ちなみに、電子レンジや給茶器、洗い場もあるので、
お弁当の持ち込みは全然OKです。
f:id:satoko_szk:20171007210323j:plain


おすすめポイントその4、リーズナブル。

お台場やみなとみらいのホテルに泊まっても、
どこにも移動はしてくれませんが、
フェリーは別天地へ連れて行ってくれます。

徒歩乗船で二等客室の場合、有明~徳島で、大人一人¥12,010です。
飛行機で行くよりも安いです。


おすすめポイントその5、意外に近くにあるフェリーターミナル。

意外にフェリーターミナルは、最寄り駅から近くにあるので
タクシー使っても、そんなにかからないはずなので、
徒歩乗船も全然ありじゃないかと思います。
調べたところ、路線バスや送迎タクシーありました。
有明フェリーターミナル:国際展示場正門駅から1.7km(国際展示場駅からの送迎タクシーあり)
徳島フェリーターミナル:徳島駅から5.2km(路線バスあり)
新門司フェリーターミナル門司駅から8km(送迎タクシーあり)


どうでしょう?
フェリー旅、魅力的ではないでしょうか。

夜、有明を出発して、
翌昼、徳島で下船。
そのあと、のんびり四国を旅して、
帰りは、高松からサンライズ瀬戸に乗って帰ってくる、
なんていうコースも、なかなかオツではないかなと思います。

決して、このフェリーの回し者ではないですが、
長距離フェリーが不採算を理由に減っていく現状を憂えている一ユーザとして、
フェリー存続のためにも乗客が少しでも増えるといいのではないかと思って、
おすすめ記事など書いてみました。

とかいって、
山下公園のようにカップルがデッキに等間隔に並ぶようなフェリーになったら、
それはそれでちょっと嫌なのだけどもね( ̄∇ ̄)