映画『借りぐらしのアリエッティ』を観てきました。
良かったです。
ストーリーも映像も。
まさか舞台が日本だとは、思わなかったけど。
映画内では、人間視点と小人視点が頻繁に切り替わるのだけど、
その際の視点の表現方法が、すごく巧みだなぁ、と思った。
あと、予告編を見た時、
優しそうに見えて実は残酷な少年・・・?
て思ったのだけど、
実際には、そういうわけでもなくて安心。
切ないっちゃ切ない話なんだけど、
全体的に安心して観られる良いお話でした(^^)
今回、監督は宮崎駿さんではなく、
米林宏昌さんという新しい監督さん。
新しい監督さんで良作が生まれて良かった良かったみたいな話を
今回ちらちら耳にする。
良かった良かった、と私も思うのだけど、
この間ラジオで語られてた話によると、
米林さんは監督をやりたくなくて、かなり渋々引き受けたらしく、
引き受けた際の条件が、
- 自分以外に監督をやる人間が本当にいないこと
- アリエッティが終わったら、アニメーターに戻すこと
の2つだったとか(^^;
(アニメーターと監督のお仕事の違いって、
プログラマーとプロジェクトリーダーの違いみたいなもん?)
今回のアリエッティは、本当に良い作品だったと思うけど、
果たしてこの方が監督を務める次作があるのかどうか。。。
そうそう。
音楽もとても良かったです。
今回の音楽は久石譲さんではなく、
セシル・コルベルというフランス人。
ハープの音色が主体のケルト風の音楽がとても素敵。
あまりに気に入ったので、
帰りにCDショップに寄って、サントラを購入。
借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック
小人映画のサントラらしく、
サントラの解説書がミニチュア冊子だ(笑)
映画のエンディングは日本語だったので、
誰か日本人が歌ってるんだなぁ、と思っていたのだけど、
解説書読んで、びっくり。
なんと、セシル・コルベルさんが歌っているらしい(!)
この人、言語に興味があって、
母国語のフランス語以外に、
英語、ドイツ語、ブルトン語、ゲール語、スペイン語
でも歌を歌うそうな(゜゜;
(てか、ブルトン語、ゲール語って、どこの言葉・・・?)
そうして今回、日本語にも挑戦。
・・・すごいっす。