ヒカルの碁・完全版 12巻、13巻

ヒカルの碁完全版 12 (愛蔵版コミックス) | ヒカルの碁完全版 13 (愛蔵版コミックス)

ヒカルの碁・完全版」の12巻、13巻を読み終えました。
現在発売されているのは、ここまでです。


昼間、コーヒーショップで12巻を読んでいて、
『千年の答(第116局)』のラストで危うく涙ぐみそうになった。
10年近く前にジャンプで立ち読みしただけだけど、
このシーンと、『さよなら(第124局)』(13巻収録)のラストシーンの
佐為の台詞はどちらも不思議とはっきり覚えている。


12巻を読み終えた時点で、
(これは、やばい・・・)
と思った。
すぐに13巻へ読み進めたい気持ちがあるけど、
このままコーヒーショップとか、電車の中とか、
そういう所で読んでいては、いけないだろう、と思った。
13巻の「その時」を、雑に迎えてはいけない、
きちんと迎えなくてはならない、
そんな風に思った。


それで、コーヒーショップを出て、ラゾーナで葛きりを買い、
帰宅する。
夕食を簡単に済ませ、お茶と冷やした葛きりを用意し、
とりあえず和な感じのBGMということで、
篤姫のサントラをかける。
よし、準備万端。
と、13巻の表紙を開く。



(号泣)


だだ泣きしながら、読みました。


連載していた当時は、立ち読みだったのもあるけど、
「いやいや、でも、そうは言いつつも・・・」
みたいな期待を持ちながら読んでいたので、
泣くことはなかったのだけど、
今回は、もう涙なしには読めなかった。
・・・あぁ、やっぱり外で読まなくて正解だった。


消えたくない、ともがきながらも、
最後には、
人から人へと繋がり渡されていく役割があることを
静かに受け容れて、
五月の空に消えていく佐為。


(涙)


あぁ・・・、この事実をきちんと受け容れて消化するには
まだ少し時間がかかりそうです。私も、ヒカルも。
それでもやがて、ヒカルは佐為からのバトンをきちんと受け取って歩き出すので、
それまでの間、少し、しんみりしてることにします。。。


(追記)
完全版って、裏表紙をめくったところに、
作中の佐為やヒカルの台詞の抜粋が載ってるのね・・・。
今、ふと裏表紙をめくってみて気づいた。
よりによって、13巻のこの台詞で気づくとは・・・(涙)