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サマーウォーズ

映画

昨日、映画「サマーウォーズ」を観て来ました。


感想↓
OZのサーバーの電源、落とそーよ。。。(^^;


う〜ん、、、映画で表現したかったことは、たぶん、


『電脳空間が幅を効かせてる現代(近未来?)社会、
 そこを乗っ取られると大変なことが起きるよ、
 失われた昔ながらの大家族の暖かさ、人と人との繋がりカムバック、
 電脳の世界でも、やっぱり人と人は繋がって、
 みんなで助け合って強敵やっつけてハッピーエンド』


てことかなぁと思うんだけど、
いかんせん、どれもこれも中途半端っていうか、掘り下げが足りないっていうか。。。(−−;


OZシステムにいついてのツッコミはキリがないので、とりあえずストーリーに関してのツッコミ。

  • 婚約者の振りする必要

 主人公が憧れの先輩の頼みで、先輩の大祖母さんの家に2人で行って、
 婚約者のフリをする羽目になるのだけど、その理由が、
 「大祖母が倒れたと聞いて『私が婚約者を連れてくまで元気でいて』と励ましたから」
 最初に先輩がそう言った時、それは表向きの口実で、きっと実はもっと何か別の理由があるのだろう、
 と思ったのだけど、結局、最後の最後まで「実は……」なんて話も出ず(◎-◎;)
 なんで高校生で「婚約者」である必要があるんだ?
 仮に、大祖母さんが「付き合うからには結婚も」という考えだから、
 とかいう理由ならば、
 「この数日が終わったら、別れたことにするから」
 なんていう先輩の言葉にはかなりの無理があるし。

  • 大祖母が主人公を認めた理由

 どう見てもパッとしない主人公。それなのになぜか先輩の相手として認められる。
 叔母さんたちの会話からすると、かなり娘や孫たちの相手の選定にはうるさいらしいのに。
 まぁこういうのは、
 「大祖母ちゃんには、一見、ぱっとしない相手でも、その人の本質を見抜く力がある」
 とかいうのがお約束なのだろうけど、
 ただ、哀しいかな、
 主人公は少なくとも作中では、人を見る目の厳しい人間のお眼鏡に適うほどの人間には、
 ついぞ思えなかった(^-^;

 結局、最初に送られてきたメールでパスワードを解いたのは主人公ではなかったので、
 「最初に盗まれたアカウントがたまたま主人公のものだった」
 という点くらいしか、主人公が犯人扱いされる理由は見つからないのだけど、
 いくらなんでもこれだけの理由で、主人公の個人情報をマスコミ各社に流すOZが
 「強度なセキュリティを誇る」とは到底思えないんですけど。。。
 セキュリティっていうのは、暗号化技術とかのことだけじゃなく、
 秘密情報をどのように取り扱うかを含めた管理体制全般のことを指すと思うんですが。

  • 初日の混乱が終息した理由

 これが結局、よくわからんのです。
 諸々の混乱の原因は、クラッキングAIが、多人数のアカウントを盗んで、
 それらのアカウントの権限を利用して、各制御システムを操ったから、
 だと思うんですが、それがどうして主人公が何かのパスワードを入力することで
 一時的に止まるんだ?
 あと、大祖母ちゃんが色々なお偉いさんに電話して鼓舞して、
 そのお陰でみんな落ち着きを取り戻した、みたいな描写あるけど、
 いちいち大祖母ちゃんに鼓舞されなくちゃ動かないようなトップがちょっと元気になったところで、
 部下のモチベーションが上がるかよ、と。
 まぁ、あまたのお偉いさんが大祖母ちゃんには頭が上がらないってところと、
 大祖母ちゃんの心意気を見せたかったんだろうけどさ。
 

  • 賭けじゃないじゃん、それ

 初日の混乱が一段落し、大祖母ちゃんが主人公を花札に誘い、賭けをしましょう、と言う。
 「やっぱり賭けをしないと面白くないでしょう?」と。
 そして、
 「私が賭けに勝ったら、あの子(先輩)をよろしくお願いします」
 主人公にとって、なんて美味しい話なんだ、じゃあ、主人公が勝ったらどうするんだ?
 と思っていたら、主人公が勝った場合の条件を提示する間もなく
 「はい、私の勝ち」
 と言って笑う大祖母ちゃん。
 ……あのぅ、これ、賭けですか?

  • 大祖母ちゃんの遺書

 その明け方、大祖母ちゃんは急死してしまわれるわけですが、
 その大祖母ちゃんの遺書、
 「財産というほどのものは何もない。でも周りの人たちが助けてくれるでしょう」
 財産ないって……あのぅ、この広大な旧家は?(゜−゜;
 大祖母ちゃんは女傑、みたいな売り込みをしているくせに、
 遺産相続のことを何にも考えてないだなんて、ありえない。
 大家族だし、大祖父ちゃんが妾に産ませた子供までいて、さらにその子のことが微妙に問題になっているという話まであるのに、
 「みんなで仲良く分け合うでしょう」
 なんて楽観視ありえないでしょう。
 現実的なお金の問題のこともきちんと考えて、残された人間たちが少しでも混乱しないで済むようにして
 初めて傑物といえるのではなかろうか。
 大物っていうのは、何もしないでただ楽観して構えている人間のことではなく、
 やれるだけのことをやって、その上でどーんと構えている人間のことだと思うんだけど。
 お偉いさんを電話で励ます姿とかだけじゃなくて、こういうところもきちんと描いて、
 大祖母ちゃんの大きさに立体感を持たせてほしかった。

  • 原発目指していたんじゃないの?

 そうして、世界の原発目掛けて人工衛星が落ちてくる、という大変な状況の中、
 電脳空間でクラッキングAIにみんなで挑み、
 見事、盗まれたアカウントを取り返して、人工衛星の落下を止めるわけです。
 が、なぜか日本のだけは止まらず、
 最後に人工衛星の落下地点として残ってしまう上田の旧家。
 ……どうして、原発を狙っていたはずの人工衛星が、ただの旧家を狙うんでしょーか?
 AIにとっての敵である場所を狙った、ということ?

  • どこにずらすんだ

 「ぎりぎり落下地点をずらします!」
 と叫ぶ主人公。
 一昨日にここに来たばかりでこの辺の地理に全く明るくない主人公。
 どこにずらせば被害が最小限になるかなんて、わかるんだろうか。
 場合によっちゃ、さらに被害の大きくなる場所に落としてしまいかねないじゃぁないか。
 さらに、またまたAIと攻防しなくちゃならないから、
 ずらすことだって、確実にできるわけじゃない。
 この時点での最善の方策は、どう考えたって、
 「上田の家は捨てて、みんなで一斉待避」
 確実にみんなが生き残る。
 勇気と無謀は違いますよ。

  • 優先すべきもの

 人工衛星落下まで秒読み。
 パスワードを変えつづけるAIアバター
 「そいつの守備力、ゼロにした!そいつを倒すんだ!」
 と叫ぶAI作者の叔父さん。
 そうして先程の戦いでボロボロになった従兄弟の少年のアバターの背中を元気なみんなのアバターが押す。
 ヨロヨロになりながらも、間一髪でAIを倒す少年アバター
 ……。
 あのぅ。
 守備力ゼロなんでしょ?誰でも倒せるんでしょ?
 元気な他のアバターが倒せ(^−^;
 少年の決着を付けさせてあげたい、というのはわかる。わかるよ。
 でも、そういうのは、時間のある時にやれ(−”−;
 この人たちの優先順位って、
 少年のプライド>自分たちの家>みんなの命
 ですか?


あえて、システム周りのツッコミ全て除外してもこれだけ釈然としない部分があって(−−;


ところどころに、
じーんとしそうなシーンもあったんだけど、
(これだけの矛盾や釈然としない部分の上に成り立つこのシーンって、
 本当に感動するシーンなんだろーか?)
なんて思ってしまって、逆にシラけてしまう始末。


だけども上映終了後の明るくなった映画館で、
「じーんときちゃった」とか「4回くらい泣いちゃった」とかいう声が聞こえまして。
……マジっすか。泣けましたか。
上映中に何方向からか聞こえた、鼻をすする音。
風邪引いてる人がいるんだな、としか思わなかったのだけど、
泣いてたんですか。


私、スレすぎかなぁ。。。(_ _;