はるかな尾瀬

さてはて、尾瀬です。
無事、尾瀬行って、帰ってきました。


尾瀬は2回目。
高校の時に学校で参加希望者のみ集めて行く企画があって、
それで行ったのが初めて。
そう、確かあれは、1997年11月1日の土曜日だった。
……って、なんで私、そんなに明確に日付覚えてるんだろう?(゜-゜;)


んが、しかし。
覚えていることといったらその他には、
体育のT先生のくれた苺チョコが、疲れた体に超おいしく感じられたことと、
私の持ってきたわさびせんべいを、愛しのO先生がもらってくれたことと、
(てか、なんで尾瀬にわさびせんべいを持っていくよ、自分)
深夜発早朝着のバスで超ねむくて、うつらうつらして歩いていたら木道を踏み外して、
木道と木道の間に思いっきりはまって、T先生に、
「歩きながら寝てる子、初めて見た(笑)」
と爆笑されたことくらいなものです。


……景色の記憶はどこ行った。


行きたい、と自分から両親にお願いして行かせてもらったくせして……orz


そんなわけで、尾瀬に再チャレンジした今回。
で、感想↓


『晴れた日の湿原は、激暑いヾ(>y<;)ノ』


山は八方に見えるけれども、日差しを遮るものが何もない。
最初は、うわー、湿原だー、うわーうわー、天気も良いし最高ー、とテンションも高かったけど、
やがて、どこまでも続いていく湿原と木道と南天していく太陽に元気は奪われ、
沼はそこかしこにあるけど、手を触れてはならず、
ただひたすら湿原の中を太陽にじりじりと焼かれながら、ひたすら歩きつづける。
「果てしない……」
後ろで誰かがそうつぶやいた。
私はそれに深く頷いた。


……そんな感じでした。
いや、うん、景色は綺麗だったよ。天気にもすごく恵まれてね。
写真も100枚くらい撮ったし。
うん、でも何か、それにも増して、暑かったという記憶が強くて。。。


だめじゃん、自分orz


いやいやいや、たぶんきっと、ほら、あれだ。
時間なくて、湿原のど真ん中で引き返して、湖とか見なかったからだ。
きっと、湖見たり、展望台から尾瀬を眺望したりすれば、なんかまた違った感想が持てたはずっ。
たぶん、きっと。。。。うん、そういうことにしておこう。


しかし、尾瀬って広いねぇ。
半日じゃ、左端ちょびっとしか行けない。


ちなみに今回の行程は、↓こんなでした。


10時20分、鳩待峠を出発。

川上川沿いの林道を下って(ここは涼しくて気持ち良かった)、

1時間弱で山の鼻休憩所に到着。

そこで花豆ジェラートをいただき、

ほっと一息ついてから、いざ、湿原へ。


そうして、果てーーしない湿原を歩き歩き、

いったい、この湿原はいつまで続くんだ?
と地図を取り出した頃に、湿原の中間地点の牛首分岐へ。

真っ直ぐ進めば竜宮休憩所、左へ進めば東電小屋。
さぁ、どっちへ進もうか、と地図と睨めっこして……ん?
なんか、どう計算しても、これ以上進むと、15時50分発のバスに間に合わない。
えぇぇぇ?マジでーーー?湿原のど真ん中でUターン!?
なんかすんごい何かに負けたような気がするんだけど、
尾瀬のど真ん中で帰るツテを失って途方に暮れるのも嫌なので、
渋々引き返すことに。


引き返す前に、ここで昼食。
ホテルで作ってくれたお弁当の袋を開けると、
梅干しのおにぎり、キュウリの漬物、鶏のからあげにソーセージ。
そしてデザートにパイナップル。
尾瀬歩きの体が欲するものを、よくわかってらっしゃる。
途中、パイナップルの臭いに引き寄せられたのか、蜂がやってきて、
びっくりして跳ね退けた勢いで、ペットボトルのお茶がだーっとこぼれる。
あー、貴重な水がぁぁぁ(TOT)


そんなこんなで蜂と格闘しつつも、お弁当を食べ終え、復路へ。
湿原のただ中を歩きながら、
(原生のまま保護されてるってことは、もののけ姫の時代から変わらない姿ってことかぁ。
 人は全く足を踏み入れなかったのかなぁ。
 いや、まてよ。足を踏み入れたけど、
 「むむっ、こんな沼地では、田畑を耕せん!」
 とか言って、諦めたのかなぁ・・・。)
なんて、勝手な妄想を馳せてみたり。


やがて、山の鼻休憩所へ到着。
休憩もそこそこに、鳩待峠へ向かう。
行きはよいよい帰りは……、の上り道。
峠まであと1kmのところで、お茶が底を尽く。
蜂め……っ!(-_-メ)
蜂への怒りをぶりかえしていたところに、
隣りで休憩していたおじちゃんから、のど飴をいただく。
飴の甘さに蜂への怒りも静まり、気を取り直してラストスパート。
そうして15時半。無事、鳩待峠へ帰還v


日曜日は足ぱんぱんだった・・・。


いつか、今回、行けなかったところにも行ってみたいな。
なんて、懲りずに思ってます。