紙袋

家の中に、読み終えた本が溜まってきたので、
袋に詰めて、川崎のブックオフに売りに行く。


川崎へは電車に乗っていくので、
駅までの徒歩約8分の道のりを、
重たい紙袋を、うんせ、と持ち上げながら歩く。


駅横の踏切の音も聞こえてき、
さぁ、もう駅だ、となったその時。
不意に、ずしゃっと音がして、袋を持っていた右手が、すっと軽くなる。


え・・・・・・?(−−;


見下ろすと、道路の上に本が盛大に散らばってる。
私の手には、袋としての役割をもう二度と果たしてくれなさそうな、
底が思いっきり、びろん、と破けた紙袋。


えぇぇぇぇっ。何でぇぇぇぇぇ!(TOT)
今まで、実家で、この倍くらい重い古本を売りに行ってたじゃん。一回も破けたこと、なかったじゃーーーーん。
なになに、伊勢丹の紙袋(実家ではいつもコレで売りに行く)と無印の紙袋じゃ、やっぱ丈夫さが違うってことーーー!?
・・・・・・あ、実家ではいつも念のために袋二重だった(- -;


とりあえず、慌てて道端の本をかき集めて、
元袋で包み込んで、でも、抱えて歩くことはできなさそうだったので、
ちょうど現場横の本日休診日の医院の入口隅にこっそり置かせてもらって、
ダッシュで側のスーパーに紙袋を買いに。
が、
「あ、すいません、うち紙袋置いてないんです」
と言われ、がーん(*O*;
となり、仕方ないので、別方向のスーパーに。
が、そこにも紙袋は置いてなく。
なんでー!スーパーっていったら、大体レジ横に
買う人いるのかなぁ、て感じに紙袋置いてあるじゃん!
いるんだよ、紙袋買う人、やっぱりいるんだよ、今ここに!!


何なんですかね。最近はエコとか何かで紙袋を置かなくなっちゃったんですかね(- -;
1400円のエコバックは置いてあるのに・・・。


仕方ないので、再び走りに走り、
(サンダルでパタパタッと盛大な音を立てながら
 猛烈に走るので、道行く人達が振り返る、振り返る・・・)
ようやくたどり着いたコンビニで、やっと紙袋入手。


プライス、420円。


高い・・・。
でも、背に腹は変えられず。


そうして、現場へ戻り、本を入れ替えて、
無事、ブックオフへ到着。


これで買い取り金額が紙袋よりも安かったら
どーしよー。


一抹の不安を抱いたけれど、
本日の買い取り金額、1000円。


とりあえず、ほっとしつつも、
くそー、約半分が紙袋代かーー(- -;
結構、悔しく。


「この袋、どうされますか?」
ブックオフの店員さんが尋ねる。
いつもは、
「あ、処分していただけますか?」
て軽やかに言うのだけど、今日は、
「・・・持って帰ります」


これから買い物するのに、この紙袋は邪魔だろう。
わかってはいるけれど、結局、
中身カラの大きめサイズの紙袋をピロン、と手提げて、
現在、スタバでコーヒータイム。


次回からは、袋二重にします・・・。