ネットブックPC購入・・・というよりThinkPad220回想録

先週末にネットブックPCを購入しました。
ASUSの「EeePC901-16G」。


価格、44,800円。
大きさ、幅225mm×奥行き175.5mm×高さ22.7mm。
重さ、約1.1kg。


3合炊きの炊飯器の底面積と同じくらいのコンパクトさ。
これで、WindowsXPを搭載し、メモリ1GB、HDD16GB。


ちっこい面積に収めたキーボードは、正直、打ちづらいけれど、
このコンパクトさは、ちっこい物好きの日本人の心をくすぐります。


そうして、ちまちまいじりながら思い出すのは、
私のかつての愛機ThinkPad220。


15年ほど前に、父親秋葉原ソフマップ中古館で6万円で買ってもらった
私の初めてのmyマシンでした。
B5サイズで重さ1kgという、当時では画期的な小ささ・軽さ。
TFT液晶の出回っていなかった頃なので、液晶画面は今のB5ノートのものよりも
一回り小さく、しかも白黒。(でも、スイッチ1つで白黒反転できるスグレモノ)
メモリ2MB(拡張して6MB最大)、HDD640MB。


今回買ったネットブックPCのメモリサイズにも軽く負けるHDD容量ですが、
当時は、640MBものHDDを何に使おうかと、どきどきしたものです。


たぶんWindows95が発売された頃だったと思うけど、
そんなスペックなので、OSはDOS/V 6.0でした。


充電バッテリは存在せず、
単3乾電池6本で駆動可能でした(笑)
んでも、電池だけでは10分と保たなかった。
万が一、電源コードが引っこ抜けた時にお陀仏しないための、
保障に入れておくようなものでした。


スペックは、当時出回っていたノートPCの中でも、お世辞にも高いものでは
なかったけれど、だからこそ、その低スペックという制限の中で
いかに使いやすい環境を整えるかを考えるのが、とっても楽しかった。


当時、パソコン通信大手だったNIFTY-Serveには
ThinkPad220の愛好家が集うフォーラムがあり、
父親のIDをこっそり拝借して、そこで情報をかき集めたり、
「CONFIG.SYSがわかる本」なるものを買ってきて、
CONFIG.SYSをいじってメモリの割り当てを調整してみたり。


そんなこんなして、
プリンセスメーカー2、ダービースタリオン等のゲームをしたり、
(メモリ2MBを侮るべからず!)
BASICプログラミングしたり、
一番の用途のパソコン通信したり。


今、思うと
環境周りから何まで、一番、きちんと面倒をみてあげたマシンは、
あのThinkPad220であったなぁ。。。


その後、デスクトップのWindowsマシンに移行すると、
メモリの割り当てを自分で調整とかしなくなったし。
せいぜい、メモリが不足したら、物理的に拡張するくらいなもんで。


マシンが高スペックになるということは、
マシンの資源が増えるということで、
人間、面倒見れる量というのは限られているのだから、
現在の高性能PCたちをThinkPad220の時のように
隅々まで把握してあげるというのは、
無理な話なんだけど(やる人はやるかもしれないけど)
それでも、
愛機の性能が自分の手の内に収まる範囲内で、
その上でその性能を最大限に引き出そうと試みていられたあの頃が、
無性に懐かしく思われる。


・・・・・(−.−遠い目


いや、現在の高スペックPCたちの恩恵に充分預かっている上での
懐古ですけどね。


あれ?
新しく買ったネットブックPCについて色々書こうと思ってたのに、
気がついたらThinkPad220の回顧録になってるぞ?(@_@;


・・・んじゃ、ネットブックPCについては後日。