秒速5センチメートル

TSUTAYAでDVDの半額レンタルをやっていたので、
前からちょっと気になっていた短編アニメーション映画を借りて観ました。


秒速5センチメートル
桜の花びらの落ちる速さだそうです。


初恋の切なさが云々・・・というような宣伝文句を、
レンタルショップかどこかで見た記憶があるのだけど、
予想していたのとちょっと違った。


・・・えっと、確かに切ない話です。
なんていうか、シビアに切ない話でした(^−^;


『あなたとは1000回メールを交わしたけれど、
 心は1センチしか近づけなかった』


初恋の彼女の言葉。
きついなぁ・・・。でも、きついけど、わかるよねぇ。。。
(まぁ、1センチ近づけなかったんじゃなく、
 1センチ近づけたってことだから、
 めげずにがんばれ、主人公。)


小中学生編、高校生編、社会人編の短編3編構成になっていて、
第3部の社会人編の冒頭で、踏み切りで彼女らしき女性とすれ違うシーンがある。


『僕が振り返れば、きっと彼女も振り返る。そんな確信があった』
と、振り返る主人公。そして、踏み切りの反対側で振り返る女性。
その瞬間、二人の間に電車が通過して・・・。


このシーンの対比となるシーンが第1部の冒頭にもあって、
そのときは、先に踏み切りを渡った女の子が、踏み切りの向こうで待っていて、
電車が過ぎ去った後に、
『また来年も一緒に桜を見ようね』
て主人公に言う。


そして話は少し時間を戻して描かれ、
第3部の最後になって、冒頭の踏み切りシーンに戻って、
電車が通過した後が描かれているのだけど・・・。
う〜ん、シビアだ。
でも、やっぱり、わかるんだよねぇ・・・。
現実は、やっぱり、こうだよなぁ、と。


まぁそんなわけで、予想とは違ったけど切ないお話でした。


にしても、本編60分に対して、
おまけ特典の監督インタビューが30分って、
どういうことだろ(苦笑)