愛をこめて花束を

素敵な会社だな、と思った。
自分の会社。
思おうとして思うんじゃなくて、
初めて自然にそう思った。



えーと。。。
私、この半月間、転職活動してました(爆)
(たぶん、もうバラしていいはず(^−^;)


理由とか詳細とかは、すごく長くなってしまうので、
省略します。


とりあえず結果としては、昨日、
今の会社に残留することに決めました。
何の迷いも後悔もない決断です。


自分の考えを知恵熱出そうなくらい整理したり、
会社探したり、
課長に辞意伝えたり、
2社へ面接に行ったり、
職場近くのドトールで部長と面談したり、
色々、怒涛のごとく、色々、ありました。
(ていうか、後の3行は、全部この1週間のことだし)


その色々なことの中で、
すごく大切なことに気づいた。


私は、
「自分の目指す方向はアッチ。道はコレ!」
て決めて全力疾走して、
その結果、道に行き詰ったら、
また別の道を探して全力疾走したい、
という性格で。
それで、自分の考えに近しい人や共感してくれる人を探して、
その人たちに、自分の進む道を示してもらいたい、
こんな道どうよ?って言ってもらいたがっていたのだけど。


でも違うんだ、て。


考えが近かろうが、近くなかろうが、
色々な人と話して、交わって、
それで、色々な人たちが吐き出すものの中から
自分に必要なものを拾い集めて、
欠片を集めて、
自分の足元に道を作っていくんだ、て。
足先10cm分の道を、
少しずつ作って、少しずつ進んでいくんだ、て。


「それが君のキャリアだよね」
って、今日、課長に言われた。
残留する旨は、昨夜、部長と話し終えた後に
電話で報告していたのだけど、
今日の夕方、もう一度、ちゃんと話した。
部長と話したこととか、自分が残ることを決めた経緯とか。
上に書いたことを、もうちょっと具体的な言葉で伝えた。
そしたら、
「それが君のキャリアだよね。
 会社が後付けで定義したキャリアのことではなくて、
 たとえ会社を変わったとしても、変わらない君自身のものだよね」
て言われた。
「またいつか、転職を考えるときが来ても、その時には、
 今回とは別の考え方で別の道を考えられるよね」
て。


うちの会社は、大企業のグループ会社で、
親会社やら何やらの思惑があるのかないのか、
あっちにいきーの、こっちにいきーの、一体どこへ流れ着きたいんだ、
という感じに漂流し続けているのだけど、
だからこそ、その中で生き続けてきた課長や部長たちは、
こういうことを言えちゃう人間になれたんだろうな、
て思った。


いつも、会社や仕事に対する不満や悪口、溜め息で
負のオーラ出まくりの会社だけど、
それでも、
素敵な会社だな、
て思った。
素敵な会社でしょ?
て言いたくなった。


この会社にずっと居るとは言えない。
欠片を集めて、作った道の先が別の方向へと向かい始めたら、
その時には別の場所へ行くと思う。
ただ、今はこの場所で、欠片を集めていくことを決めて、
そして、そのことにとても胸を張れる自分がいる。
それが、すごく嬉しい。




ちなみに、今日の夕方の休み時間。
私の隣りの席の課長が、
「実はさ、こういう本、読んでたんだよね」
と言って、ぴらりと読んでいた本の表紙を見せた。
『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代』
・・・・・(^−^;
でも、課長。私、もう6年目ですよ?(笑)



はい。この4月をもって、私、社会人6年目に突入しました。
びっくりです。
小学校でいうなら、最上級生です。
あ、でも、社会人なので、まだまだひよっ子です。
そういうことにさせてください。


桜満開。
新年度開始。
どんな1年になるんだろうねぇー (^−^)