さよならだけど さよならじゃない

長野で過ごす最後の週末になりました。


そして、今月末は、長野生活の終わりであり、
2005年1月からやってきた仕事の終わりです。


2年10ヶ月。
長かったのか、あっという間だったのか、
よくわからない。
とにかく、必死にがむしゃらに突っ走った。
泣いたり、笑ったり、怒ったり。
会社で、問題プロジェクト扱いされ、
開発終盤には人はどんどんいなくなって、
多いときで20人くらいいたのが、最後には私と後輩の2人残された。
なんで、私だけ頑張ってるんだろう、て思ったりした。
正直者は馬鹿をみる、って言葉が頭をかすめたりもした。


だけど、プロジェクトが始まったときに、まだ入社2年目のペーペーだった私の意見にお客さんをはじめとして、みんなが耳を傾けてくれた。
そのことが、すごくすごく嬉しくて、
その事実が、私をここまで踏ん張らせた。


今夜は、一緒に働いてきたお客さんと打ち上げ会でした。


いつも私の言葉に耳を傾けてくれたお客さんたち。
だけど、プロジェクト後半には色々ガタガタして、打ち合わせで険悪なムードになることもあった。
良い関係で終わりたいけど、そうなれなくても仕方ないかな。
そう思ってた。


だけど、今夜。
「ありがとう」
「楽しかったよね」
「また一緒にやろう」
お客さんからたくさんの有り難い、有り得がたい言葉をもらった。


このプロジェクトが始まったころに想像していた終わり方とは違った。大勢でやったプロジェクトだから、大勢でわーって終わって解散するもんだと思ってた。
でも、想像とは違う形だったけど、間違いなく幸せな終わりを迎えたと思う。


無我夢中で突っ走って、
たくさんの人を振り回して、
壁に激突しまくった、2年10ヶ月。


だけど、走ってよかった。


私をこのプロジェクトに引き合わせ、つなぎ止めてくれた
全ての人々に感謝です。