奈良美智との旅の記録

ドキュメンタリー映画『NARA:奈良美智との旅の記録』を
観て来ました。


初めて渋谷のRISEXという映画館に行ってみたのだけど、
すごい面白い造りの映画館でした。
2階建ての小部屋みたいになっていて、
スクリーンが、見上げるか見下ろすかしかできない(^^;
上映前にトイレに行こうと思って、場所を尋ねたら、
「スクリーンの下をくぐっていったところにあります」
とのこと(笑)
いざ上映が始まる時間になると、映画館の人が出てきて、
「今から予告編と本編が始まります」
って、マイクなしでじかにアナウンス。
映画館っていうより、小さな劇場みたいだ。


で、映画の本編だけど、
良かったです。
こういうドキュメンタリー映画って、観るの初めてで、
正直どうなんだろう、内輪っぽいんじゃないかなぁ、
って少し危惧してたんだけど、大丈夫でした。


奈良美智さんという人は、
話すことが苦手そうな人なんだけど、
でも、その話す言葉に嘘や適当がないように、
すごく慎重に丁寧に言葉を選ぶ人だと思った。


映画の内容は、
一人での活動から、
大勢の人との活動にシフト(?)した奈良さんの
ここ数年を追ったもの。


奈良さんのことは、その絵も含めて
あまりよく知らないのだけど、
どうやったら他人と一緒に創作活動を行えるんだろう?
ってことを知りたくて、この映画を観てみた。
それで実際に観てみて、
一人でまずちゃんと立つことが前提なのかな、
って思った。
「一人であること」と、
「人と一緒であること」を、
ちゃんと切り分けて考えられる人間である必要があるのかなぁ、と。