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竜馬がゆく読了

竜馬がゆく』全八巻を読み終えました。

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫) 竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)

こう並べてみると、なんか感慨もひとしお(笑)


この3ヵ月半、2週間に1冊くらいのペースでのんびり読み続けてました。
途中、高知に行って、桂浜や竜馬の生まれ育ったあたりを歩いてみたり。


坂本竜馬という人のことは、この本を読むまではほとんど知らなくて、
一昨年の大河ドラマ新選組!」に出てきたなぁ、くらいだった。
でも、この本読んだり、高知で竜馬の資料館見たりして、
あっという間にひきこまれた。
歴史の登場人物としてではなく、一個の人間として、すごく惹かれる。
もし、今の時代に生きていたら、この人は何をしているだろう。
って、ふと考えてしまう。
こういうことって、他の歴史上の人物に対しては思わないのだけど。
たとえば源義経とか西郷隆盛とかが今の時代にいたとして・・・
って考えようとしても、なんか変だし、そぐわない(^^;


私の勝手な感想だけど、
竜馬という人間は、“個”を貫いた人だと思う。
秀才面した冷たい近づきがたい人ではなく、
むしろ人懐こい子供っぽい人なのに、
なぜか人と一緒には酔えなくて、別の方角を見ている。


初めから周りと全く違った価値観を持っていたわけではなくて、
黒船来航の頃は、世の中の風潮と同じに攘夷、攘夷って騒いでいて、
だけど、色々な人と出会って、色々なことを知っていくうちに、
“個”を確立していって。
“個”を貫くことは、時代的にも、難しくて淋しいことだと思うのだけど、
そうせずには、いられなかったんだなぁって。


だから、大政奉還の瞬間は、スタバで読んでいたのだけど、
思わずガッツポーズしてしまった。
もちろん、史実として知っていたけれど、
“個”を貫いて突っ走り続けたことが無駄じゃなかったねー、
って本当に嬉しかった。


大政奉還後の最終章は、司馬遼太郎さんの筆力か、読む側の心の持ちようのせいか、
竜馬の周りが朝日に照らされたみたいに、きらきら、きらきら澄んで光って見えて、
そんな風に、きらきらして最後に向かっていくもんだから、
もう本当に涙なくしては読めなかった。


3ヶ月だけど、常に、この本が傍らにあって、
色々疲れても、これ読むと元気になれた。
竜馬もへこたれずに突っ走っているんだから、自分もまだ走れるよなー
って思えた。


・・・あぁ、読み終えちゃったんだなぁ。